古くても“映え”は大事。@須磨海浜水族園
NO.430
須磨海浜水族園
日時 2019年 8月 7日
年々暑くなる夏ですが最近は水族館のイベント攻勢があちこちから聞こえてきます。テーマパークでの水かけを水族館がまねた形で始まったものが多いのですが、動物が水かけをすると“水をかけてもらえる”というイベントに変化します。
今日はそんな水かけイベントを実施している兵庫県の須磨水族館に向かいます。
自宅のある九州は大分県の別府から新神戸、三宮と乗り換えてJRの須磨海浜公園に着きました。ここから海側に向かうと須磨水族館。時間にして5分ほどですが炎天下の道を歩くのは辛いものがあります。
横断歩道を渡り、須磨海浜水族園と書かれた案内に従って進むと、なんともシュールなアート作品が見えてきます。さらにはフォトスポットまで用意されています。このフォトスポットで写真を撮る人が結構多いのは驚きました。
水族館の入口前には「IRODORI×ART」の文字があり、夏時期は21時までの営業です。夜バージョンも見たいのですが、今日は昼間だけです。
割引特典を持っている人は窓口で、何もない人は自販機でチケットを購入するようです。夜もやっているのですが案内を見る限り夜間割引のような措置はないようです。
改札は極めてオーソドックスな雰囲気のブースです。今日の動物ショーの時間の案内もあります。“アトラクション”?何でしょうか。その他入口回りの必要なものは何でも揃っていますね。
須磨海浜水族園は1~8とA~Dと区分されたエリアに分かれています。
まずは1。エリア名は本館・・・。
最初に大型水槽というパターンは久しぶりな気がします。本館はこの他に館内で実施される体験プログラムの受付場所もあります。イルカの餌やりとか人気のプログラムはすでに受付終了のものもあります。
トイレに入口ではインスタグラムのフォローのお願いの案内もあります。
館内の動線がかなり複雑なので、床面にある案内をたどっていくと割合スムーズに回れます。とはいえ今日は夏休みで人出も多く、この案内を探すのもちょっと大変でした。
須磨水族園は5つの展示テーマがあり、このテーマに沿って水槽を観覧していくようになっています。
最初は珊瑚の海。珊瑚の周りというと小さくて色鮮やかな魚を想像しますが、この他にも筒に潜り込んでいるアナゴ。大型の魚などもいます。
こちらサメですがあまり動きが活発でないトチザメ。水槽の前で愛想が良かったです。
悪役系の面構えの面々を集めてみました。強面ぞろいです。
こちらになると、もはや海獣の面構えです。海で出くわすとかなり焦りそうです。
こちらは毒系。「食べてからではもう遅い」・・・食べられる側からするとあまりうれしい言い方ではないでしょう・・・。
見た目で迫力あるのはウミヘビ。海で一番会いたくない生き物の一つです。単独でも迫力ありますが、集団でとぐろ巻いているとこれまたド迫力です。
こんな感じで水槽の上の説明を見ながら魚を見るとなかなか面白く展示を見ることができます。
インスタグラマーな皆さんに人気があるのが、こちらの3種。この水槽の前はいつも賑わっています。
このフロアの最後に行くと、湿地のハゼなどが見れます。「小さく動いているものが見えます」・・・老眼にはややきつい展示でした・・・。
そして最後の水槽は・・・っとバックステージが覗けました。
先に進むと「進化の大爆発」と書かれた案内があり、この先は魚系ではない生き物たちのエリアです。イソギンチャク、クラゲ、ナマコ、クリオネ・・・。今回初めてクリオネを手ぶれせずに撮れました。
この先では、深海をテーマにした映画で巨大化して人間に襲い掛かる系の生き物たちです。
この上には大きな水槽に水を供給している方と会うことができます。口と下から・・・この水で魚が生きているのか・・・。
この後外に出ると、巨大昆虫(オブジェ)の世界。フォトスポットとして利用できますがいかんせん今日は暑すぎます。
この先に進むと見えてくるのがペンギン館。外は餌やりの時間でした。
餌やりの時間はゲストの皆さん外にいる場合が多いので、中でペンギンを間近に見るには絶好の時間でした。割合愛想が良いです。
ペンギンに比べると愛想があまりないのがラッコ。マイペース過ぎる・・・。
その隣がアマゾン館。おなじみの大型の魚を見ることができます。
大きい魚は動きも緩慢なのですが、小さい魚は割合俊敏で、写真を撮るとき苦労します。
アマゾン館の隣はイルカショーの会場ですが、ショーの会場の下にはアザラシのプールと巨大蛇(アナコンダ、ニシキヘビ)の水槽があります。暑いせいかどちらも動きはほとんどありません・・・。
イルカショーの会場は外から見ると船を意識しているような作りです。中は円形のプールがあり、半円分が座席として利用できます。
内容は、夏バージョンでずぶ濡れあり。水量は他に比べると控えめな感じがします。
もう一つのショーが「さかなライブ劇場」こちらは時間で登場するいきものがいろいろ変わります。会場が不思議な形なのでどのように見たらいいのか・・・?今回は時間がなくて見れませんでした。
ショーに登場する役者さんたちは、自分の水槽でスタンバイ中でした。
シアターの奥にある展示エリアでは生態系(が近年破壊されている)がテーマの展示もあります。
劇場の入口にはフォトスポットもあります。
という感じで4時間ほど滞在しましたが、歴史ある施設なのでちょっと古めかしく感じるところもありますが、それでも日本で3本の指に入る集客をしている水族館さすがにノウハウが豊富です。
神戸須磨シーワールド(こうべすまシーワールド)は、兵庫県神戸市須磨区の須磨海浜公園内にある水族館。2023年(令和5年)5月31日で営業を終了した神戸市立須磨海浜水族園を民営化して、2024年(令和6年)6月1日にオープン。「すべてのいのちは、こんなに大きい。」をコンセプトに掲げ、3つのエリアとオフィシャルホテルで構成されている水族館。 その1つである、「オルカスタディアム」では西日本唯一のシャチの展示を行っており、水槽の窓越しにシャチを観ながらお食事ができるレストランや世界初のシャチに関する教育ゾーン「オルカラボ」と「オルカホール」が併設される。
TEL | 078-731-7301 |
住所 | 〒654-0049 兵庫県神戸市須磨区若宮町1丁目3−5 |
URL | https://www.kobesuma-seaworld.jp/ |
料金 | 高校生以上 3700円 小中学生 1800円 4歳以上 1800円 65歳以上 3100円 ※価格変動性を採用しており、時期により料金が変わります。詳細はWEBで確認してください。 |
営業時間 | 10時00分~20時00分 ※時期により変動あり |
アクセス | JR山陽本線 須磨海浜公園駅から徒歩5分 |
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