京都の人気スポットに行く@清水寺

新しい生活様式でのレジャー施設

NO.490


清水寺

清水寺


日時 2020年12月13日


京都の名所と聞いて思い浮かべる人が多い「清水寺」。修学旅行や観光など京都に来たことが人なら大抵は訪れる名所です。

せっかくなので今回の機会に履歴に入れておこうということでやってきました。実は昨年も来たのですが、この時は舞台が改装中で見るも無残だったので記録には入れていませんでした。

まずは京都駅から市バスで五条坂まで移動。ここからは徒歩で五条坂を登っていきます。

1年前までは外国人が歩道の両脇を埋め尽くすくらいの賑わいだったのに、あっという間に静かな通りに戻ってしまいました。それでも日本人がちらほらいるのは名所清水寺の矜持という感じでしょうかね?


清水寺


傾斜が微妙にきつい五条坂。ちょっと息が上がりそうになるころになって清水寺の敷地に到着です。


清水寺清水寺


メディアなどでは清水寺のアプローチというと両脇に店舗がびっしりある通りが出てきますが、これは五条坂の隣にある産寧坂(三年坂)。

こちらは五条坂よりは賑わいもありますが、それでも以前の雰囲気からはだいぶ寂しくなりました。


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ここまではどちらの坂から来ても坂道だけですが、この先はまずは階段。ここが清水寺のメインエントランス「仁王門」。現在建っているのは2003年に修復されたものです。


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仁王門なので門の両脇には仁王様がいます。どちらも格子の奥に金網(鳥対策か?)のためカメラには写しにくいのですが、変に色付けなどをしていない木目調がわかるものでした。


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仁王門の隣に見えるのが「西門」。こちらは名ばかりの門で通過することはできません。こちらの門は沈む夕日を見ながら浄土を瞑想する「日想感」の聖所とされています。


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そして仁王門の先に見えてくるのが「三重塔」。高さは31メートルです。


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この三重塔の隣にあるのが「 随求堂
」。ここは大日如来が安置されていて身分制度が存在していた時期には庶民がお参りするという施設だったようです。今回はコロナ対策で中に入ることはできません。


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続いて随求堂の先に見えてくるのが「経堂」。その名の通り経典を補完する倉庫です。中には釈迦三尊像が安置されています。


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ここまでが、無料ゾーンです。この先ではチケットを買わないと進めません。

チケット売場は7ブースもあるんですが、今日は2ブースくらいでも十分な感じです。おかげで時間をかけずにチケットを買えました。


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そしてお参りの前には”お清め”ですが、全国の神社仏閣で頭を悩ませている問題です。清水寺は柄杓は撤去され、特性の水受けが用意されています。木の新しさがひどく痛々しい感じがします。


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本堂へのアプローチでは、特にソーシャルディスタンスを確保することが徹底されているわけではありませんが、昨今の風潮なのか皆さん自主的に距離を保っています。このためチケット確認の場所から少し列が伸びます。

そして本堂に到着。本堂の内部は写真NGです。また本堂の内部に入るときには靴を脱ぎましょう。

その他のエリアは靴履きでOKです。


清水寺清水寺


そして、清水寺のメインイベント「舞台」。床板がきれいに張り替えられました。ここだけすごくきれいなので本堂の年季の入った柱と比べると若干の違和感を感じます。

相変わらずここから見える景色は”THE京都”です。


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舞台を堪能したらその先へ、本堂を超えた先にあるのが「地主神社」。お寺の中にある神社です。日本はこうした神仏習合の施設が実に多いです。ただし経営母体は違うようで清水寺のWEBサイトにはこの神社の記述はありません。

ここは”縁結び”の神様が祀られています。縁結びは男女共通の願い事ですが、参拝者は全国どこも女性が圧倒的に多いのはなんででしょうか?


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この先は”奥の院”の領域です。


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最初に見えるのが「阿弥陀堂」。清水寺の本堂は千手観音菩薩がご本尊ですが、こちらは阿弥陀如来がご本尊。浄土宗の開祖法然上人が修業をしたと伝えられているそうです。こちらは2017年に改装が終わったので、まだきれいです。


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この先の奥の院にはもう一つ舞台があります。ここからは「清水の舞台」がよく見える、清水寺で最も人気のフォトスポットです。紅葉がまだ残っているのでいい感じの写真が撮れました。


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この奥の院には「ふれ愛観音」というものがあります。自分の調子の悪いところと同じところを観音様に触れると直してもらえるそうです。手指消毒を済ませてから利用します。


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奥の院を過ぎてさらに奥へ進むと、「子安塔」という施設に着きます。ここはその名の通り安産の仏様(子安観音=千手観音)が祀られています。三重塔が目印です。

そして隠れた清水寺のフォトスポットでもあります。展望エリアの右端から撮るのがお勧め(・・っとタクシーの運転手さんが言っていました)です。


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ここから再び清水寺の舞台方向に通路が変わります。そして最後の施設が「音羽の瀧」。この水が「清水」という寺の名前の由来ともなった施設。以前は飲めたのですが(コロナ対策のため)今は飲むことはできません。見るだけで済ませましょう。


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音羽の滝を抜けると、舞台の下に出てきます。下から見上げる舞台も壮観です。


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最後に、石碑があります。これは初代征夷大将軍”坂上田村麻呂”が欧州征伐をした際に現地の首領「阿弖流為(アテルイ)」と「母乳(モレ)」を捕縛して、京都に連れ帰る。その後は友情が芽生えて、除名懇願をしたが叶わずに二人とも処刑されたという話。この二人の魂の鎮魂のために作られた石碑らしいです。

清水寺は高僧の教えに感銘を受けた坂上田村麻呂が千手観音菩薩を本尊とした寺院を設立したものという話なので、武人(坂上田村麻呂)が開いた寺院ということになるのでしょうか?


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まだ紅葉の残る出口への通路を歩く時間は色々考えさせられる時間となりました。


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まずは、コロナ禍が早く終息してほしいと願うばかりです。産寧坂の置物を見て改めて思いました。


清水寺


清水寺は法相宗(南都六宗の一)系の寺院で、広隆寺、鞍馬寺とともに、平安京遷都以前からの歴史をもつ、京都では数少ない寺院の一つである。また、石山寺(滋賀県大津市)、長谷寺(奈良県桜井市)などと並び、日本でも有数の観音霊場であり、鹿苑寺(金閣寺)、嵐山などと並ぶ京都市内でも有数の観光地として有名であり、季節を問わず多くの参詣者が訪れる。また、修学旅行で多くの学生が訪れる。古都京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されている。
清水寺の宗旨は、当初は法相宗で、平安時代中期からは真言宗を兼宗していた。明治時代初期に一時真言宗醍醐派に属するが、1885年(明治18年)に法相宗に復す。1965年(昭和40年)に当時の住職大西良慶が北法相宗を立宗して法相宗から独立した。
TEL 075-551-1234
住所 〒605-0862 京都府京都市東山区清水一丁目294
URL https://www.kiyomizudera.or.jp/
入場料 大人(高校生以上)400円、小中学生200円
開園時間 6時00分~18時00分
(季節による変動あり)
アクセス 京都市バス 五条坂から徒歩15分

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

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