サン=デグジュペリ 星の王子様ミュージアム
No.0047
サン=デグジュペリ
星の王子様ミュージアム
視察日時 2001年 3月 23日
到着まで
「ガラスの森」に続いてやってきたのは、「サン=デグジュペリ・星の王子様ミュージアム」です。星の王子様といえば子供向けの絵本の王道・・・でも読んだことがない小生・・・。
またしても場違いなところへ・・・。場所はガラスの森と同じく仙石原、こちらはそれっぽい看板がお出迎えしてくれます。
ここは元々、小田急電鉄の経営していたテニスコートが合った場所で、1999年にサハル株式会社が「星の王子様ミュージアム」をオープンさせた。と言うことらしいです。
さてさて駐車場から見てみましょう。路面は舗装されており、各車の停車位置は白線で明示されています。場内はそれほど混んでいないようで、駐車場も空きが目立ちます。
駐車場から入口はすぐ(というか入口の正面が駐車場)です。エントランス周りは植栽で飾られていて、雰囲気を盛り上げています。残念ながらまだ花が満開と言う季節ではないのですが・・・。
改札手前にはコインロッカーもあり、荷物が多い人はここに預けて場内の見学ができるようになっています。
さらにチケット売場には車椅子やベビーカーも置いてあり、頼めばレンタルしてくれるようです。
入場料は大人が1500円、学生は1100円、小中学生は700円となっています。エントランスのチケットブースで購入します。ブースはガラスのついたてがあり、中には対応用のマイクもセットしてあります。2ブースありますが、今日は1ブースで対応しています。
チケットを買うと、改札らしき場所を通過します。誰もいないんですが・・・。ちなみにこのブース内には場内MAPなどが飾られています。また、パンフレット類もここで貰えます。チケットを買った時に、当然パンフレットも貰えるんですが・・・。
さぁそれでは、中に入ってみましょう。
場内の雰囲気
改札を抜けるとまずは、フランスの裏町の雰囲気??石畳の路地に両脇に家が建ち並ぶというおなじみの光景が展開されます。あまり生活感は感じられないのですが、なかなか凝った作りです。
路地を抜けると、大きな聖堂のような建物が見えてきます。ここは広場になっていて、喫煙も可能です。ベンチなどがおかれており、外に抜ける門なども配置されています。
何を意味しているのかよくわからない像と、おなじみの「星の王子様」の像がお迎えしてくれます。
相変わらず、美術的なことが全くわからないので、聖堂に沿って歩いていくと、展示室への入口です。聖堂は内部が展示室になっているんです。なるほど・・・。
ちなみに、展示室内部は撮影禁止です。
内部の展示は、サン=デグジュペリの生涯を人形などを使って展示したり、本人直筆の原稿や、手紙・・・等が展示されています。この人は飛行機のパイロットで、最後は飛行中に行方不明になってしまったのだそうです。初めて知った・・・。
展示館を出てくると、裏にはのような場所に出てきます。ちょうど入口の反対側まで歩いてきたことになります。
凄く街の雰囲気が出ているのですが、どのお店もみんな飾りで人がいません。なんだかゴーストタウンに来たようでちょっと不気味です・・・。そんな中、綺麗な女性の姿を発見!
フラフラとついて行くとなんと、教会に着きました。
なんでもこの教会(チャペル)は「サン=デグジュペリ教会」と名付けられており、実際に結婚式もできるんだそうです。ちなみに今年の6月はすでに予約が入っているとのこと・・・
「是非、ご利用下さい」
と言われましたが、なにせ一人ではできないものですから・・・ねぇ・・・。困ったもんだ・・・。
ショップ
さぁ、気を取り直して場内を見てみましょう。裏庭を過ぎると中庭に出てきます。
こちらは庭一面が花畑となっています。時期が良ければきれいなんでしょう・・・今はまだ早い・・・。
この中庭を抜けると、出口なんですが、出口の手前にはおなじみのミュージアムショップがあります。
中は当然「星の王子様」グッズが所狭しとおかれています。見てみると童話のキャラクターなので、ガラスの森のようにジャンジャン売れているという感じには見えません。
ただ、レジでいつも誰か精算していますので、それなりの売上になるでしょう・・・うらやましい・・・
ショップのアイテムはお土産品(食べ物系)の他、文具類や衣類など、星の王子様をあしらった商品が陳列されています。
文具類がよく売れているようです。
ちなみにこの出口を出ると、再入場はできないので、出口のドアにはその旨きちんと明示されています。
レストラン
サン=デグジュペリのことは良く知らないのですが、フランス人だと言うことはわかりました。
これにあやかってでしょうか?レストランはフランス料理のレストランです。いつも思うのですが、フランス料理のメニューはなぜいつもクリームが乗っているんでしょうか?あれさえなければ食べられるのに・・・と好き嫌いの多い小生のグチです。
さて場所ですが、ショップの手前にあります。中庭にメニューが出されており、お茶だけでもOK!という看板も出ています。
いつもなら、迷わずGOですが、なぜかフランス料理になると足が進みません・・・。
ちなみにがっちり食べたい人は、コース料理もあります。なかなかの美味とガイドブックには書いてありますが・・・。
さらに、レストランでなく「カフェ」もありました。展示エリアの出口のそばなんですが、こちらは何となくスターバックスのイメージがあるカフェです。
生ビールも売っているんですよ!
感想
閉館ギリギリに飛び込んでしまったので、駆け足の視察となってしまいましたが、ミュージアムというよりは「記念館」に近い構成です。
星の王子様を知らない人は少ないですが、作者まで良く知っている人は多いんでしょうか?だとしたら小生の立場は・・・?
残念だったのは、展示や装飾の視点が、大人向けなのか子供向けなのかはっきりしなかったことです。こうしたキャラクター系のミュージアムの最大の難関ですね。
立派な点は、なんと言ってもチャペルの存在。ホントに結婚式ができてパンフレットまでおいてありました。なかなか侮れない施設です。
まだ、できたばかりの施設ですので、今後の発展を願ってやみません。今度は時間がゆっくりあるときに来たいと思います。