初めて行きました。
No.0122
ジブリ美術館
視察日時 2002年 1月 25日
到着まで
先日のTDSの同行した方の計らいで、今日は三鷹にある「ジブリ美術館」に行くことになった。この美術館、オープンから非常に盛況でローソンチケットで予約チケットを購入しないと行けない程の人気。
こんな人気の施設をなぜ今まで放っておいたかと言うと、実はあまり宮崎駿夫が好きではないのだ。大学時代に漫画大好きな知り合いがいて、暇さえあると漫画のことを話すので漫画は好きだが、漫画の作家で好きな人がいなくなったから・・・一種のトラウマである。
と言うわけで今回はメチャメチャ乗り気!!という程ではないが三鷹へと向かう。こうした乗り気でないときに往々にして発生するのが交通トラブル。なにやら人身事故が起こったようで、集合時間に遅刻・・・。
三鷹の駅で今回チケットを確保してくれた人と合流して、バス乗り場・・・。なんとバス乗り場ではかなりの人が列をなして待っている。
今日は平日なのに、みんな仕事大丈夫(って自分も・・・)??しばらく待っているとバスが到着。明らかに路線バストは違うカラーリング。周囲の子供はすでに大はしゃぎです。
順番に乗っていくとなんと我々で乗車終了!!助かったぁ・・・。
バスは細い路地のような道路をひた走り、約10分ほどでジブリ美術館に到着!!
井の頭公園の敷地の一部を使って作られている極彩色の建物はドッ~から見てもすぐにわかります。こんな色使い・・・昔この手の色合いで美術の点数酷かったような気がしますが・・・(自分がですあくまで・・・はい)。
さてさて、入口に来るとなにやら看板が目に入ります。「場内は撮影禁止」と言うことらしい。個人の記念館や美術館ではこのパターンは良くあります。微妙なのはどこから撮影禁止なのか?「館内」と書かれているので外は良いようです。っと勝手に解釈してGO!!
っと思ったのですが、まずはトイレで用を足しておきましょう。
トイレの中も非常に美しい色使いです。普段慣れ親しんでいる色使いでないと出が悪くて・・・。
それでは今後は本当に中に入りましょう!!
場内の構成
場内は写真撮影禁止なので、今回は周囲の写真とともにお楽しみ下さい。
まずはエントランスですが、木製のフロアに、木製のカウンターが改札。ここでチケットを渡します。フロアが木製なのでドタバタ音がするのでは?とも思ったのですが、なんとこれがとっても静か・・・。
改札からは階段を下って地下層のフロアに向かいます。車椅子などの利用者にはなんと専用のリフトまであります。
最下層の地下層では、アニメーションの仕組みなどの展示があります。この辺は非常に物理的な説明もあり、「なるほど!!」とうなずけるところがたくさんあります。
周りを見てみると「カップル」と「家族連れ」が多く、大学時代に私にまとわりついた「漫キチ」系の方々はあまりいません。よかったぁ・・・。
アニメの仕組みのコーナーは展示の性格上、光を扱うのでフロアを暗くしていますが、隣は三層吹き抜けのホールになっています。
ホールの奥には「ミニシアター」があり、10分くらいのオリジナル映画を上映中。せっかくなので見ることにしました。収容人数は50人くらいでしょうか?このシアター凄いのは窓が自動開閉式になっていたり、映写機のブースが電車の形になっていたり、凝っています・・・。
映画の終了後、再びホールに出てきて、今度は2階へ。なんと1階から細い螺旋階段で登ることもでき、これを登ると2階と3階の中間あたりにでます。
2階はスタジオジブリの作業場の風景が再現されています。昔(と言っても昭和40年頃でしょうか?)のアニメ制作現場を再現していたりします。いわゆるそれ系の方々にとってはたまらないお仕事場なんでしょうが・・・汚いのはダメだねぇ・・・。
アニメというのも昔はセル画と呼ばれるシートに1枚づつ書き込んでいたそうですが、現在のようにCGが発達すると、これにとって変わられつつあるようです。
続いてホールの吹き抜け部分を迂回しながら、反対側に行くとスタジオジブリの最新作「千と千尋の神隠し」の制作時の資料が展示されています。各種のプランのラフ案や原稿など・・・。笑えるのは勤務日報があること。この人達も休むんですねぇ・・・。遅刻が多いのは自分と同じで共感できたりして・・・!?
さて2階ですが、こちらは子供用の「猫バス」が展示されていて、子供が自由に遊べるようになっています。but子供が多すぎて遊ぶまでには列に並んでいる状態。
遊び場に入るための入場制限とは・・・。
そして吹き抜けの反対側はショップになっています。こちらは凄い混雑。レジもフル稼働しているのですが、とにかくみんな良くものを買います・・・。実用的な意味では町中の文具屋のボールペンの方が・・・と思うのですが・・・。
このショップ、売れ筋は確かに小物類なんですが、漫画家のための「全集」ものなど高額の商品も並んでいます。高価品と安価品のバランス良い配置・・・テーマパーク並のMDができているではありませんか・・・!!宮崎駿夫・・・侮れない・・・。
さて2階の猫バスの横には屋上に通じる螺旋階段があります。そしてこれを登るとお馴染みの「巨人兵」がいます。さすがにこの巨人兵の周りは写真スポットになっていて大混雑。代わる代わる記念写真を撮っています。
屋上は、本物の土を敷いてあり屋上庭園になっています。「天空の城ラピュタ」という映画を意識しているそうなのですが・・・。
驚くべきことに、この施設はホール(吹き抜け)が施設の中心に来ているテーマパークでいう「プラザ方式」が実践されている施設です。規模の違いこそあれTDL並に考えられた配置です・・・。
飲食&物販
ショップは3階の右奥で大混雑!!というのは先ほどお話ししました。今度は飲食施設です。
一人で来るとこうした施設では食事をしないのですが、今日は同行した人がいるので食事も食べてみることに・・・。レストランは2階の一番右にあります。
この施設1階と言っても堀込んであるので、2階が地面と同じ高さです。
レストラン以外にもテイクアウトショップがあります。こちらではファーストフードを販売しているのですが、おもしろいのがビールも売っていること。
写真撮影禁止、喫煙場所もうるさいこの施設で、飲酒は自由・・・宮崎駿夫って結構飲む人??
さてレストランですが、なんと入る前にテントに並びます。テント内を囲むようにグルリとイスが並べてあり、座って待ちます。店員が呼びに来て空いた席は、一つずつ詰めて行きますので、数分ごとに座席を移動・・・。なんか間抜けなイスとりゲームをやっているようですが・・・。
待つこと1時間いよいよ中に入ることができました。メニューは軽食系ですが味はなかなか。この点見習った方が良い遊園地たくさんありそうですが・・・?
感想
行く前は「辛かった」のですが、トラウマはすっかりなくなったようです。展示の手法もアニメの原理、仕事場、制作過程等々非常に「スタジオ」ぶりが良く伝わる順路になっています。
施設の構成もテーマパーク的なところも多くて、人を集める施設の基本はちゃんと抑えています。
この施設の凄いところは、無料のところにたくさん写真スポットがあることです。バスで来ると反対になるのですが、歩いてくると正門に出ます。
正門をくぐると、キャラクターがたくさん飾ってあり、たくさんの人が写真を撮っています。
やはりキャラクターがあるというのは、人を集めるには非常に有利なのです!!
ちなみに予約チケットが完売しなかった場合に限り当日の飛び込み客を受け入れているそうですが・・・当分無理のようですね・・・。
トラウマというよりは喰わず嫌いに近かったのですが、こちらもすっかり解消できました。今度は宮崎駿夫の映画みるぞぉ!!って引退するらしいのですが・・・!?
チケットを取ってくれて本当にありがとうございました!!
三鷹の森ジブリ美術館は東京都三鷹市の井の頭恩賜公園西園内にある三鷹市立のアニメーション美術館。正式名称は三鷹市立アニメーション美術館。スタジオジブリに深く関わる宮崎駿が発案し、2001年に開館した。
TEL | 0570-055-777 |
住所 | 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀1丁目1−83 |
URL | http://www.ghibli-museum.jp/ |
料金 | 大人 1,000円 中高生 700円 小学生 400円 幼児(4歳以上) 100円 |
営業時間 | 10時00分~18時00分 |
アクセス | JR中央線 三鷹駅から徒歩15分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
- 2002/01/25
- 初めてきました