ついにレポートにした新・鉄の聖地!!
NO.312
鉄道博物館
視察日時 2010年 5月22日
到着まで
何度も行っているのに、なぜかレポートが手に付かない施設というのがありまして、中にはそのままいつの間にか閉鎖になってしまった施設などもあります。
鉄道博物館は今回で2回目なのですが、いつもしっかり写真を撮って帰ってくるのになぜかレポートにたどり着けない施設でした。いよいよそのジンクスを打破する日が来ました。
場所は埼玉県の大宮。大宮駅からすぐ...と思いきやここから新交通に乗り換えて一駅。もともと操車場があった場所の再利用ということで駅から歩いていけるような距離ではないのです。
新交通の駅は「鉄道博物館」とありますが旧駅名らしき「大成」も併記されていますね。まぁある日突然駅名が変わるとそれはそれで生活に支障が出ますからね。
さすがにここからはすぐかな?と思いきやまたまた徒歩。JRの駅の端から端までくらいの距離でしょうか?これも含めて鉄道博物館に到着する訳です。
入口前には交通博物館自体からおなじみだった、先頭車両のカットモデル。外部エリアにはSLのカットモデルがあります。
博物館なので当然有料ですが、おもしろいのが施設内でsuicaが利用できること。ICカードタイプのものはもちろん、お財布携帯のアプリでもOKです。チャージはできませんので大宮駅でチャージは済ませておいた方が無難です。
この発券場所もなかなかユニークで自販機が両サイドに並んでいる。手売りというものがありません。駅のチケット売り場を彷彿させるイメージです。
そしてここを抜けるといよいよ改札。こちらは自動改札機がありましてこれまた駅を思わせる作り。
鉄道博物館という名前だけあって、なかなかマニアックな構成ですね。
場内の構成
さて改札を抜けると目の前に見えてくるのが食堂。ここの説明は後でするとして、展示エリアはこの改札をセンターにして左右に分かれています。
まずは左方向に進んでみます。最初に見えてくるのがいわゆる知識説明系の展示。電車の動く仕組み、いわゆる駆動、制動などの仕組みを紹介したコーナー。さらには緑の窓口のオペレーションを体験できるコーナー(こちらは要予約)などがあります。
そして、交通博物館時代から名物コーナーだったトレインシミュレーター。さすがに大人気で30分以上ならばないと利用できませんでした。一番人気はSLのようですが、こちらは操作が難しいのか係員の説明を受けながらのシミュレーションです。
その先進むと屋外エリア。こちらには子供用のミニトレインのエリアがあります。JRの運営博物館では定番の施設ですがさすがに日本最大を自負する施設だけあって、距離も敷地の広さも他の施設より格段に大きいですね。
更に先に進むと臨時改札のような施設。どうやら団体改札のようです。
ちなみにこの団体改札のエリア付近までミニトレインや本物の列車のデモ走行などもあったりするようです。
ミニトレインは???と思いましたが、デモ走行で走っている汽車はちょっと心揺れました。
再び改札まで戻ってきて、今度は右側のエリア。
こちらは実車の展示エリア。普段は駅から眺める車両を地面からのアングルで見上げるような感じで見学するのはちょっと違和感ありますが、明治から昭和にかけて日本全国を走り回った本物の車両がたくさんあります。
自分が小学生のときに“ブルートレインブーム”っていうのがあってその当時によく見た車両が中心に展示してあるのがなかなか懐かしいですね。
椅子に座って当時の感触を確かめることもできますが、昔の車両っていうのは狭いんですねぇ。日本人も段々大きくなっているということなんでしょうか?
機関車などは計器類なども見学することができますが、(アナログな)メーター類の塊でいわゆる“メカ”って感じを強く受けてしまいますね。
このエリアは2層になっていて、2階には休憩スペースの他、国鉄時代からの日本の鉄道の歴史をずらっと並べた大年表や、鉄道模型を走らせる大ジオラマスペースなんかもあります。
飲食施設・物販施設
改札抜けた正面にあるメインダイニングが「日本食堂」かつて食堂車が存在した時代の名物レストランでした。
もちろんメニューもこだわりがあって、昔の食堂車で提供していたものを出しています。
今日はビーフシチューとかを頼んでみました。ちなみにカフェテリア形式なんですが、思った以上に席数が少ないのが難点。昼時になるとあっという間に満席&行列となってしまいます。
続いては日本食堂の隣にある「駅弁屋」。そのままですね・・・。
こちらも全国の人気駅弁を集めたお店。ちなみにここには喫食スペースはないので、テーブルがある場所で食べるか、もう一つこの施設ならではの場所があります。それが「フレンドリートレイン」要は列車の中を喫食スペースとして解放している訳です。場内には駅弁屋の隣と、実車展示の奥にある屋外スペースにある車両が使えるようです。
今の時代は座席の間隔は広めで駅弁食べるのはそんなに苦労しませんが、昔のサイズの車両なのでちょっと窮屈ですね。
まぁ、雰囲気を味わうことが重要なのですから、多少の狭さは我慢しましょう。
物販施設は日本食堂の反対側。これだけの施設なのですが大きいとは言いにくい規模です。
売っているものはオリジナルグッズや記念品。
ここまで来て気がついたのですが、若い女の子がこの施設意外に多い(というかこのショップには多い)。
鉄道マニアといえば自分の中では男の趣味のように思っていたのですが、最近は女の子も増えてきていることが実感できる瞬間でした。
感想
交通博物館は小学校の頃から何度も行きましたが狭い感じがしました。
さすがに、これだけの広さになると敷地は充分という感じです。
ただし、展示車両がかなり近くて、記念写真を撮ったりするスペースがちょっと少ないのかな?
という印象を受けました。
素朴な疑問ですが鉄道の歴史が進めばそれだけ展示物は増えるはず。
ここの車両もそのうち入れ替えたりするんでしょうかねぇ・・・
最後に初レポート施設恒例のトイレチェック。
今回はこんな感じでした。
鉄道博物館(英語: The Railway Museum)は埼玉県さいたま市大宮区大成町三丁目にある鉄道博物館である。東日本旅客鉄道の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、また、2006年(平成18年)5月14日に閉館した交通博物館に替わる施設として、2007年(平成19年)10月14日の鉄道の日に開館した。公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営している。愛称はてっぱくまたは鉄博。設計はジェイアール東日本建築設計事務所。なお鉄道博物館の名称は登録商標である(第4816677号、第4828417号)。
TEL | 048-651-0088 |
住所 | 〒330-0852 埼玉県さいたま市大宮区大成町3丁目47番 |
URL | http://www.railway-museum.jp/ |
料金 | 大学生以上 1,330円 小中学生 620円 幼児(3歳以上の未就学児) 310円 |
営業時間 | 10時00分~17時00分 (火曜日に休館日あり) |
アクセス | JR大宮駅よりニューシャトル「鉄道博物館」より徒歩1分 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
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