Pirates of the SETONAIKAI@村上海賊ミュージアム
NO.470
村上海賊ミュージアム
日時 2020年11月 4日
秋の旅行シーズン、今年は"GOTOの秋"のようで全国各地の観光地は客足が回復しつつあるとのこと。せっかくなので自分もこの流れにあやかってみようと、今まで来たことがなかった四国に足を延ばしました。
今回最初に行くのが「村上海賊ミュージアム」。
ホームページで見る限り、四国側の最寄り駅は「今治駅」となっています。前泊地の松山から特急で40分くらいです。新車の特急で出発。実に快適です。
そして今治駅からバス。まずは乗り換え地の「石文化公園」バス停まで移動。約1時間バスに乗って移動したのですが、まったくもって施設があるように見えない場所で下車。ここからは徒歩で村上海賊ミュージアムを目指します。
GoogleMAPだけが頼りなのですが、表記は3.2KM、38分との表示・・・。海を目指してひたすら歩きます。幸いバス停が丘の上なので道は下りだけで助かりました。
途中で村上海賊ミュージアムと書かれた看板があったので人安心。しかし、まだ2キロ以上歩きます。
やっと海沿いの道路に出てきて、ここからは道なりに進みます・・・遠くにそれらしき建物が見えますが…まだかなりあります。
歩くこと50分近く(Googleの設定より自分は年寄りということが判明…泣)、バスの時刻を見るとこの後は午後2時過ぎまでないことがわかりました。
そして博物館の目の前まで来ると「村上海賊通り」と書かれた道案内があります。海賊通りをもっと拡張してほしいと思う自分です。
ちなみに、バス停は「村上水軍博物館」、施設は「村上海賊ミュージアム」・・・海賊ならでは気まぐれか??
そして堂々とした海賊の館が見えてきます。こちらが「村上海賊ミュージアム」です。
道路を挟んだ海側にはレストラン「能登水軍」という配置です。ここからは海に出て"潮流体験"などもできるようです。
建物の外観がなかなか凛々しいです。海賊の砦と城郭のデザインを混ぜたような雰囲気です。なかなか素敵です。
入口には村上海賊の人物像があるのですが、なぜか正面が植栽で囲われていてちょっと残念。
さらに入口前には村上海賊が使っていたとされる船の修復模型などもあります。
中に入るとまずは1階で受付。チケットを買います。そしてこの時期ならではの検温と手指消毒。
1階は村上海賊といよりもこの施設がある宮窪町の紹介コーナーみたいな感じです。
町自体がかなり村上海賊推しです。
階段を上った2階が展示スペースで、3階は展望台。
ここから先は撮影がNGです。
展示物の詳細を知りたい人は、村上海賊ミュージアムのWEBサイトをご確認ください。
展示室は5つの部屋に分かれています。
第一展示室は「能島の海」。村上海賊が活躍したこの地域の海の潮流や荒々しさの状態を映像で見ることができます。海賊はこんなに大変なんだという印象付けでしょうかね?
第二展示室は「海賊たちの活躍」。船の模型や、海から引き揚げた海賊が利用していた道具類などが展示されています。また年表なんかもあって村上海賊の歴史もわかります。
年表で見ると、平安時代は「倭寇」と言われていた海賊が、室町時代になり遣明船の行き来に伴う海上警備として雇われたことがこの村上海賊の始まりになっているようです。
室町時代以降は組織化されて、海上での通行料の徴収、徴収した船の警備や運航の支援などを生業にしていたそうです。
海賊と言ってもパイレーツオブカリビアンみたいな感じではないようです。
第3展示室は「海賊たちの遺跡」。村上海賊が使っていた発掘品が展示されています。こちらは日々の生活様式などを紹介しています。
第4展示室は「ちょっと潮待ち」。映像でこの博物館のことを見ることができます。
第5展示室はは「村上家記念室」。テレビでもよく出てくる赤い陣羽織はここで見れます。
とまぁ展示室はこんな感じです。文章に書くと簡単ですが、展示エリアであれこれ見入るとあっという間に1時間ほど過ぎます。
3階に上ると展望台があります。しかし、今日は修学旅行団体でしょうか?たくさん子供がいて「密」になっているので遠目から見るだけにしました。ちなみに見える景色は外の岸壁からも同じなので、岸壁から見た風景はこんな感じです。
再び1階に降りて、お土産コーナーもあります。
村上家の家紋が入ったいろんなグッズ。今治の名産タオルなどもあります。
戦国時代に瀬戸内海の雄としてその名をとどろかせた村上海賊のことがいろいろわかりました。
そして、次に来るときには必ず・・・車出来ます・・・
ちなみに、隣にある食堂「能登水軍」ですが・・。
海賊のおなかを満足させるくらいの海鮮が食べられます。
最後に、始めてきた施設恒例のトイレチェックです。
2004年の開業で今年16年目ですが、とても綺麗でした。
瀬戸内を制した戦国最強の村上海賊。その村上海賊の本拠地の一つであり、小説「村上海賊の娘」の舞台となった能島城。史実に基づいた数々の戦国ロマンを体感できるのが村上海賊ミュージアムです。 能島村上家伝来の貴重な品々の展示、鎧や小袖の着付け体験など、大人も子どもも楽しめる日本唯一の水軍博物館。
TEL | 0897-74-1065 |
住所 | 〒794-2203 愛媛県今治市宮窪町宮窪1285 |
URL | https://www.city.imabari.ehime.jp/museum/suigun/ |
入場料 | 一般 310円 学生 160円 |
開園時間 | 9:00~17:00(毎週月曜日休館日) |
アクセス | 施設サイトの記載 |
地図(GoogleMAP)
天気予報(ハリテンより)
視察履歴
- 2020/11/04
- パイレーツ・オブ・瀬戸内海