午後からでも十分楽しめました
No.0029
よみうりランドWAI
視察日時 2000年 8月 26日
到着まで
ついに最初の壁10箇所目となりました。10カ所目に選ばれた記念すべき施設は「読売ランドWAI」です。読売ランドと言えば小生の実家から最も近いウォーターパークであり、読売新聞購読者には毎年、割引券が配布されていたものでした。
現在は葛飾区居住の小生は東名高速の川崎インターから向かうことになります。インターを降りると早くも案内看板が見えてきます。読売ランドや東京サマーランドはこの辺抜かりがありません。写真を・・・っと危ない・・・一人でした・・・。一般道にはいると道路案内にも読売ランドが出てきます。さぁここでコンビニに寄りましょう。読売ランド付近のコンビニでは300円割安のチケットが買えるのです。
これで準備万端です。読売ランドは小高い丘の上にあります。ひたすら坂を上ると駐車場が見えてきます。
駐車場ブースは2ブースで、車線は3車線。1車線は退場用です。現在は1ゲートのみでの対応です(もう2時回っていますから・・・)。駐車場には駐車時間が表示されています。今日は18時までつまり後残り3時間ちょっと・・・・
さて料金を払って車を止めよう・・・っと、奥までずっと埋まっています。あらら・・・と言うことで正面ゲートを抜け、プール入口も抜け・・・最も奥に止めるはめに・・・。
さぁ車も止めました・・・残り3時間・・・。まずは慌てず正面ゲートから見てみましょう。読売ランドは遊園地とプールで入口が違います。ちなみに遊園地は去年ゲートがリニューアルされてきれいです。今年からペットが入れなくなっています。
さらに今年のバナーは「あんパンマン」!そう今年のWAIはあんパンマンプールが目玉なのです。
ちなみに去年は「カートゥーンプール」でした。さぁ遊園地ゲートを抜けるとプールの入口が・・・やや?屋根が付いてる!
葦簀制ですが、良いではないですか!
さぁチケットを買いましょう。例によって「大人一枚・・・」と小さく言うと中から、「はい大人一枚ですね!」って復唱するな!
料金は2800円ですが、ちょっと風があるとこのブースは辛いです。割引券やら何やら貰って結構風に吹かれると・・・。
さぁ、改札までやってきました。ぼちぼち帰る人の方が多くなり出しています。
中に入ると、これから帰る人、シャワーを浴びる人様々ですが、コンクリートに防水加工してあるので、なかなか清潔感があります。
さぁ着替えましょう。残り時間2時間45分・・・。更衣室はテント内です。改札から入って手前が男性更衣室、奥が女性更衣室となっており、その間にロッカーが並びます。
中央にはロッカーのトラブル対応のスタッフもありますが、かなり退屈そうでした・・・?ロッカーは300円のコイン式、安そうな作りの割にはしっかり取ります。ロッカーは男女共用で3000個近くあります。
更衣ブースは、入口に両替機、なぜか500円専用がある・・・もしかして偽造・・・イヤイヤ冗談です・・・。
昨今は500円を受け付けてくれない自販機が増えたので良い機会です。全部両替しちゃいました(真似しないように!)。
更衣ブース内はドライヤー(有料)付きのドレッサーと更衣ブースが並びます。
ブース内はフックと棚があり足下は簀の子もあります。但し簀の子はちょっと濡れています。
カメラで撮りながら、着替え・・・はできないので、またまた時間を喰ってしまって残り時間2時間40分・・・・。
さぁプールサイドへGO!
プールサイドにて
着替えて、ロッカーに荷物を入れて外に出ると、まずは売店が見えてきます。なんとビーチサンダルが300円!
さらに現金も、WAIカードもOK!というお店。さてさて、WAIでは場内は今のお店以外では現金は使えません。WAIカードというプリペイドカードを利用します。このため、まずはWAIカードを買う必要があります。
WAIカードはプールの一番右端で購入できます。他にもプール内では3カ所で購入できます。
ロッカーエリアでは購入時にスタッフが説明してくれます。さらにカードホルダーも売っています。見ていておもしろいのが、「追加購入はしないで」という案内。一人で2枚も、3枚も使うなってことです。
WAIカードは入金と精算が両方できます。ロッカーエリアの販売機は、むしろ精算機として忙しそうに働いています。ちなみに小生は1000円まず入れてみました。
ロッカー付近にはコンプレッサーがあり、浮き輪に空気を入れられます。2本ノズルがありますので・・・
さらに、入口前とロッカー前には持ち込み品に関してのサインが・・・
マトリックス形式になっていたりしますが、基本的にイラストでわかりやすくまとめてあります。小生は該当するものはありません。土足はダメなんですがねぇ・・・。
そして、ここがプールの入口です。
右はシャワーがあり、左はなしどちらも足洗はあります。2メートル以上の長さなので、濡れたくない人は橋の縁石を歩いています。本来はシャワーを浴びてから入るんでしょうが、みんなシャワーの側は通りません・・・。シャワー浴びて顔が変わるようなお化粧をしている人も・・・そりゃそうだ・・・。
プールエリアはコンクリート製です。そろそろ日も傾きかけてきたので裸足で歩いても・・・っとまだちょっと辛いです・・・。プールの年期を物語るかのようなヒビなども所々に見えます。
場内は混雑していますが、場所がないと言うほどではありません。七分程度の入りでしょうか?
敷物で陣地を確保しても隣の人とそれほど問題にならないようです。
有料シートを見てみましょう。読売ランドでは有料シートは4カ所設置されています。入口に最も近い「グリーンシート(6000円)」、造波プール横の「アクアシート(4000円)」、スライダーの近くにもう一つ「サンシート(3500円)」以上がインフォメーションで借りれます。さらに階段下の流水プールでは「パラソルシート(3000円)」もあります。ちなみにこちらも満席・・・
有料シートは当然数に限りがあるので、これに漏れた人は好き勝手にシートを引きます。この中でお奨めは流水プールに向かう階段中に設けられた「葦簀エリア」なんと、日よけが付いたパブリックエリアです。
みんな日の光が嫌いなんでしょうか?葦簀エリアは一際密集度が高くなっています・・・。
読売ランドでは遊園地エリアとプールエリアはつながっています。よって、プールエリアから遊園地エリアにも行けますし、その逆もOK!です。通路は1カ所で、スタッフがいます。
プール側の入口は水が張ってあって消毒できますが、実際には飛び越えてしまう人が殆どです。
ただ実際問題として、プールエリアまで行くと確実に靴も濡れてしまうので、このような靴を履いた人は「ジャイアントスカイリバー」を利用してすぐ戻っていきます。知ってかどうか?スタッフもあまり厳しく言わないようです。
清掃はマメに行います。殆どはゴミ袋の交換です。場内は一応分別(可燃と不燃)です。
ゴミ箱の中身を取り出して、袋で縛ってカートにポン!なかなか手際の良いスタッフです。持ち込みに関しては特に注意を呼びかけていないので、中身はいつも満タンです・・・。
プール
造波プール
WAIの造波プールはなかなか大胆です。波も結構大きめ(それでも30センチくらいでしょうか?)です。深さも最大水深は150センチ近くです。造波装置の上はステージになっていて、かつてはコンサートなども開かれていました。
造波装置は水底監視時は止まります。造波中は「ドックン!プシュー!」と造波装置の鼓動が聞こえますが、これが消えた造波プールは結構見ていて不気味です・・・。
造波プールの波打ち際は陣地とすることは禁止です。波打ち際の際は動線になっていて、材質が変えられていますので、この外は自由に使ってもかまいませんが・・・
プール内は履き物禁止なので、波打ち際に置いている人もいます。ちなみに「生きることに疲れて・・・」ではありません!
スイミングプール
こちらは泳ぐ人のためプールです。深さは110センチ~140センチで中央部が当然深くなっている構造です。目に見えて深さがわかる構造になっているのではありませんから、子供(特に幼児)は単独利用は禁止です。単独で入ろうとしている幼児には監視スタッフが「パパかママと入ってねぇ・・・」と声をかけています。
監視員は定点監視と巡回の2通りで、無線を持っています。定点は監視台にいるので、監視台から巡回に指示をしているようです。最も今日は平和な1日のようで、監視員ものんびりしていましたが・・・
プールの中はかなり自由に使えますが、規制されるのはボートなどの大きな遊具類です。プールサイドには使えるものを示したサインが設置されています。マトリックス式で非常にわかりやすくなっています。
飛び込みプール
スイミングプールの横にあります。小さいながらも飛び込みプールです。飛び板などは無いですが、ちょっとした肝試し間隔でどうぞ・・・
スタッフは1名で、飛び込み順序の指示が殆どです。深さは3メートルです。飛び込むときは「回転」してはいけません。
子供プール(あんパンマンプール)
今年の大きなリニューアルはこのプールです。やはり去年と比べると子供の声がかなり大きいです。キャラクターは強い!
ちなみに去年は何も無かったので人はまばらでしたが・・・
擬岩も張りボテで叩くとガンガンと響きます。但し安全です。水鉄砲のコーナーもあります。ホースで的を狙って・・・
プール内には大きなフロートが2つあります。
なかなか占有には時間がかかるようで・・・まさにパラパラクラブのお立ち台への道のようです。
さらに凝っているのは、水道にもキャラクターを付けていることです
さらにエリアの入口出口も・・・
と言った具合で、盛り上がっています。子供もそうですが、カメラやビデオを片手に持った親も忙しそうにプールサイドを動き回っています。
これだけの賑わいですが、監視スタッフは1名です。
流水プール
今年もこのプールは変化がありました。プールではないのですが、浮き輪が変わったのです。今年も流水プールは無料の浮き輪が流れています。
ちなみに去年はこんなのでした。
一応流水プールはボートのレンタル(500円)があります。
ただし、ボートはここでしか使えないので、無料の浮き輪を相手に・・・苦戦しているようです・・・
場内には浮き輪がありますが、昨年より数は少ないようです。ちなみにこのエリアのプールサイドはちょっと材質が違うようで・・・造波やスイミングプールよりザラザラした感じがあります。
スライダー
スライダーはボディースライダーとチューブスライダーがあります。チューブスライダーは流水プールと同じ浮き輪を使います。
人気は・・・?ですぐにできました。
ジャイアントスカイリバー
おなじみ、大型フロートのスライダーです。1回500円でWAIカードが要ります。
ちなみにオープン時はキューエリアだったところは今ではすっかり陣地です。
このアトラクションは一人で乗ると全くおもしろくありません。単に乗り物酔いのシミュレーターのようになります。今回は(今回も?)パス
下ってくると、ライドは降車場に横付けされます。
降車が終了し、忘れ物などの点検が終わると操作パネルのボタンを押してストッパーを解除します。
ライドはグルッと回って、コンベアに乗り自動的にエレベーターへと進んでいきます。
かなりの大がかりな装置ですが、あまり乗る人がいないようで・・・地方ローカル線のようになってしまったような気が・・・寂しい・・・
物販と飲食
場内はプリペイドカード(WAIカード)を利用します。物販施設も飲食施設も全てレジにはWAIカードのスキャナが付いています。
WAIカードの発券や加算、精算は全て自販機対応です。但し、改札周りの自販機には担当のスタッフがいて説明してくれます。仕組みを良く理解していない人は残高が無くなると新しいカードを買ってしまうようで、自販機には「追加購入しないで」と言うサイン掲示があります。ちなみにシステムを良く知っていて視察に一人で来るような人も追加購入するので要注意です・・・(ん、んっ?俺?)
飲食施設は全部で4カ所あります。プールサイドはどこもカウンター方式で買って自分の陣地で食べます。
メニューは以下の通り。ファーストフード系が中心です
3種の神器の一つラーメンがありません・・・。
ちなみにラーメンが食べたい人はバフェテリア方式の屋根付きのレストランを使って下さい。こちらはちょっと高めですが、涼しい室内でもパラソルの付いたチェアーでもちょっと優雅なお食事ができます。
さぁ支払いですが、WAIカードをスキャナで読んで引いていきますからちょっと対応時間が長くなります。ちなみに現金は受け付けてくれません。
精算が終わると残額を教えて貰えます。現金を扱わないので、営業終了後の精算業務などは簡単そうです。その分各飲食施設の周りにはWAIカードの加算機があります。こちらの現金の回収は担当なんでしょうか・・・?
感想
毎年行く施設ですが、その年のよっていろいろ楽しませてくれます。プリペイドを導入してずいぶん経つこともあり、購入や精算でのトラブルはほとんどないようです。新規客よりは圧倒的なリピーターの施設ですから、もう覚えてしまった人が多いのでしょう。
プリペイド方式の施設では完成度は高くなっているようですが、やはり「カード」は収納場所に苦労します。このため万が一無くしたことを考えて、精算ができるとしても、高額なチャージをする人は少ないように見えます。
プリペイドを全面的に採用することで、ショップの精算時間を大幅に軽減できるようになり、また現金を扱わないのでスタッフの教育は簡単になると考えられますから、その分のコストは低下します。短期間のオープン期間の施設では社員をたくさん雇用できませんから、こうした戦略も必要なのかもしれません。
「短期間の営業期間」、「圧倒的なリピーター率」この二つがプリペイド運営を可能にしているのではないでしょうか?
プールに関してはオーソドックスなプールを配し、「泳ぐ」、「浮かぶ」、「戯れる」が満喫できる状態になっています。流水プールの浮き輪も去年は持ち出し禁止のサインがありましたが、今年はありません。やはりここでもリピーター中心の施設ならではの強みが発揮されます。
あんパンマンプールに代表されるように、関東西側郊外の夏季限定プール施設は親子がメインです。浜崎度数は当然低くなりますが、こうした子供を狙ったキャラクター戦略は重要です。来年は「ポケモン」プールができるかも・・・?
よみうりランドは、株式会社よみうりランドが運営する東京都稲城市と神奈川県川崎市多摩区にまたがる場所にある大型レジャーランド。1964年に開園。多摩丘陵南部の傾斜に沿った広大な敷地に、絶叫マシン、観覧車、ゴーカートといったアトラクションを中心に、アシカショー(旧水族館)、遊泳プール、緑地、キャラクターショーなどを行う「太陽の広場」や多目的ホールなどがある。1999年に交通機関としてのロープウェイ「スカイシャトル」の開設とエントランス部の建替など大リニューアルを実施し、2012年に「キドキド」、2014年に「日テレらんらんホール」、2016年に「グッジョバ!!」が増築された。
TEL | 044-966-1111 |
住所 | 〒206-8725 東京都稲城市多摩区矢野口4015−1 |
URL | http://www.yomiuriland.com/ |
入場料/パスポート | 大人(18歳~64歳) 1,800円 / 5,800円 中人(中高生) 1,500円 / 4,200円 小人(3歳~小学生) 1,000円 /2,000円 シルバー(65歳以上) 800円 /3,600円 |
開園時間 | 10時00分~17時00分 (季節により変動あり 休園日あり) |
アクセス | 京王線 京王よみうりランド駅よりゴンドラで10分 小田急線 読売ランド前駅からバスで10分 |
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