笑顔でしあわせ、こんぴらさん!!@金比羅宮

新しい生活様式でのレジャー施設

NO.478


金比羅山宮

金比羅宮


日時 2020年11月 7日


四国の有名観光地はどこか?という話を前夜入った居酒屋さんの大将に伺ってみたところ「やっぱり金比羅さんかなぁ」という答えをいただきました。実はレオマを見た後に、金比羅宮の玄関口である琴平駅は利用していました。

せっかくなので、高知に泊まっているのですが再び香川県に戻ることにしました。朝一の列車で移動します。およそ90分の車内での時間。どうせ寝るだけなので・・・。車内放送では元気なアンパンマンがいろいろ話をしていました。


金比羅宮金比羅宮


JR琴平駅を出ると、大きな鳥居が見えます。鳥居をくぐって進むと、もう一つの琴平駅、琴電琴平駅があります。JR琴平駅の駅舎は鉄道遺産に指定されているそうですが、琴電琴平駅も負けず劣らぬ見事な外観です。


金比羅宮金比羅宮


橋を渡って、参道の方向を指している道しるべを頼りに金比羅宮に向かいます。まだ朝早いのでお店は準備中のところが多いです。


金比羅宮金比羅宮


無料で入れる記念館や、足湯、立派な外観のホテルなど参道ではいろんなものに出会えますが、本宮を目指します。

参道のお店が途絶えたあたりから階段が始まります。最初は軽めに100段登ります。


金比羅宮金比羅宮


再びお店が増えてきます。杖を無料で貸してくれる店もあります。

金比羅宮にたどり着くためには600段以上の階段を登ります。まだ1/5にも達していません・・・。朝から運動はきつい・・・。


金比羅宮金比羅宮


最初は踊り場が多かった階段が徐々にきつくなっていきます。周りの方も徐々にペースが落ちていくのですが、この後の予定を考えるととにかく早くクリアしたいので、必死に登る。

先が見えないときには、今までの実績を確認して自分を励ますのが一人で暮らすコツ・・・。後ろを見てみると・・・意外に登ってきたことを確認できました。そのうち見えてくるのが「大門」。

ここは金比羅宮のメインゲート。つまり、階段はまだまだ続く・・・。


金比羅宮金比羅宮


この大門を抜けると「五人百姓」という方々が飴玉を販売しています。これは金比羅宮の中では5軒のお店だけが商品の販売を許されており、このお店のことを五人百姓と呼んだことが始まりだそうです。

ニューレオマワールドでは飴玉をオリジナル商品として販売していましたが、どうやらここが由来だったようです。


金比羅宮


五人百姓のテナント群を抜けてからは少し道が平坦になりました。乱れた呼吸を整え、汗をぬぐいゆっくり進みます。呼吸が整ってくると、空気が澄んでいて冷たくて美味しい・・・とか感じるようになります。

ちょっと幸せな雰囲気を味わえます・・・。


金比羅宮金比羅宮


楽しい時間はあっという間に過ぎて・・・また過酷な階段上りが再開されます。この鳥居の左側にはトイレもあります。


金比羅宮金比羅宮


この階段は割合少なめで、登ったところには美術館とかカフェとかあります。

また、国歌「君が代」に出てくる”さざれ石”も展示されています。さざれ石・・・日本のあちこちで見ますが・・・。


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後で知ったのですが、この広場は上りと下りの合流点なので、少し広めになっているようです。


金比羅宮金比羅宮


参拝に行く人は再び階段を登ります。もはや足は自分のものとは思えないような状態になっています・・・。

そして見えてきました。ここが・・・旭社・・・ということは本殿ではない・・・。まだ続くのかぁ・・・


金比羅宮金比羅宮


この社の右側に通路が残っていまして、再び鳥居が・・・その先はまさに”先が見えない”状態になっています・・・。


金比羅宮


鳥居を抜けて再び階段上り再開・・・ちょっと平坦なところに出たのですが、祠の左には・・・とうとう最後の階段その数133段。


金比羅宮金比羅宮


100段を超えると足が相当つらいのですが・・・ここまで来たら・・・人間ってゴールが見えると不思議な力が出ます。

やっと・・・本宮に到着。600段強の階段をクリアしました。展望台から見るとその高さがよくわかります。


金比羅宮金比羅宮


本宮でお参りします。一応金比羅さんにお参りしたことになりました。

本宮の周辺にはお守りなどの販売も行っています。


金比羅宮金比羅宮


本宮は登ってきたところから左側に続いています。お参りがすんだらこちらで買い物などができます。


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本殿のご祭神は「大物主神」。他のご祭神も小さめながらあちこちで祀られていますのでお参りしましょう。

そして、本宮から出るときにはこちらの階段から。下りですが傾斜がかなり急なので気を付けましょう。


金比羅宮


さて、本宮で終了ではないのが金比羅さんの恐ろしいところです。

実はこの先「奥の院」という施設があります。その距離1.8キロ。階段も残り700段ほどあるそうです。この時点で今回は諦めました。

でも、せっかくなので菅原道真公が祀られている菅原神社までは行くことにします。

朱塗りの橋からスタートします。この橋は「真井橋(まないばし)」といいます。


金比羅宮


奥の院までの道にもいろんなお社があります。

最初は「常盤神社」。ここは武雷尊、のちの応神天皇が祀られています。全国の八幡宮と言われるところのご祭神の多くはこの応神天皇なんだそうです。


金比羅宮金比羅宮


再び、階段が続く通路を進むと・・・


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ここが白峯神社。ご祭神は崇徳天皇。なぜ天皇がここに?というと保元の乱で敗れたため、現在のこの地讃岐地方に配流されたことによるそうです。崇徳天皇(崇徳上皇)というと、日本三大怨霊の一人。ちゃんとお参りしないとバチが当たる・・・。


金比羅宮金比羅宮


その近くにあるのが、菅原神社。ご祭神はもちろん菅原道真公。讃岐国主の時期があったことが由来だそうです。そして菅原道真公もまた日本三大怨霊の一人。つまり怨霊としておそれられたお二人が一度にお参りできるという。ある意味強力なパワースポットです。


金比羅宮


とはいえ、歴史上こうした怨霊とされる扱いを受ける人は、存命当時にひどい仕打ちをされたという証でもあり、このお二人に対しての懺悔の気持ちを生き残った人たちがあらわしているとも言えます。その意味ではとても功績のあったお二人です。

清らかな心でお参りしました。

その甲斐があったのか?なかったのか?再び戻った本宮で引いたおみくじは「小吉」。旅行は病難盗難注意と書かれているので身の回りのものには注意します。


金比羅宮


という金毘羅さん、初参詣でした。

江戸時代にはお伊勢参りと金比羅さん参詣は庶民のあこがれのレジャーだったようです。こんな時代ですが、レジャーに対しての敬意を忘れずにいたいと思います。

つらい時期もいつか過ぎる、「笑顔でしあわせ、こんぴらさん!!」のバナーの言葉を信じて生きていきたいものです。


金比羅宮金比羅宮


そして、讃岐の国といえば「うどん」食べるのも忘れないように!!


金比羅宮


「ゆず酢」をぶっかけうどんに入れると美味しいです。

金刀比羅宮

金刀比羅宮は、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する神社である。「さぬきのこんぴらさん」の呼び名で知られる

TEL

0877-75-2121

住所

〒766-8501 香川県仲多度郡琴平町字川西892番地1

URL

http://www.konpira.or.jp/

入場料

 

開園時間

参拝所は 9:00~16:00

アクセス

JR琴平駅、琴電琴平駅から徒歩10分で参道

地図(GoogleMAP)

天気予報(ハリテンより)

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