新しくできたので来ました
No.0108
横浜カレーミュージアム
視察日時 2001年 11月 18 日
到着まで
ロボットの世界を堪能したパシフィコ横浜を後にして、今度は今年できた新しい博物館に向かいます。
今も昔も子供から大人まで幅広く親しまれている「カレー」をテーマにした博物館「横浜カレーミュージアム」です。
桜木町から京浜東北線で一駅「関内」駅が最寄り駅です。
関内からは伊勢崎町商店街を目指しましょう。モールをくぐるとすぐ左に見えてきます。
カレーミュージアムはビルの6~7階です。入場料金は無料ですが、インドの装束に身を包んだ女性がお待ちかねで、エレベータへと導かれます。
エレベータに乗る前にパンフレットが配られて、エレベータでは「カレーミュージアムにようこそ!!」というガイダンスを受けます。
エレベーターを降りると、そこは全く異質の世界!!カレーミュージアムの入口になります。
またまたインドの装束を着た女性が、カレーミュージアムの構成をお話ししてくれます。でもインドの装束の横に「クリスマスツリー」が・・・ちょっとアンバランスでは??
カレーの文化と場内の配置について簡単に説明を受けます。お店によっては15分くらい並ばないと食べられないという混雑状況です。
ちなみにこのガイダンスの方に頼むと場内のアテンドもしてもらえるようです。場内が照明を落としているためでしょうか?やけにインドの装束フィットしています。
では場内を見てみましょう!!
場内の構成
カレーミュージアムは場内に入って左側が、波止場のホテル。右が階段になっていてこちらは船と言う作りになっています。
それぞれのエリアにはカレーショップがたくさんあります。どのお店も空いてはいませんが、10分~15分位で食べられます。
カレーのお店の間には、ミュージアム的な要素がたくさん詰まっています。
カレーを作るために利用するスパイスの系統を神経衰弱で当てるゲームがあったり、スパイスを積んで海を行き来した船の模型などの展示があります。
昔はスパイスは非常に高価なもので、よってカレーも高価な食材だったようです。スパイスは同じ重量の金と交換されていた時期もあったのです。
場内ではデータキャリー方式のクイズゲームも行われていて、モールス信号でクイズに解答したりすると、スパイスによる診断が受けられるようです。カップルの方は楽しそうにやっていますが、一人で来た身では・・・どうも・・・。
カレーだけではなくて、自分の生年月日などを入力すると、その日の新聞のコピーがもらえたり、歴史的なことも体験できます。無料なら・・・。
とまぁなかなか凝った仕掛けが多いのですが、ここでトイレを見てみます。
さすがに新しい施設です。きれいなことこの上なし!!
全体的にはちょっと暗いので、万が一お金なんか落としたら・・・という気にはなります。
フロアにはアチコチにスタッフの方がいて、元気に声をかけています。これは非常に好感が持てます。でも残念ながらお店の列の最後尾は・・・という声かけはありませんでした。
ホテルのスタッフの方はホテルの制服、船の方はポーターの制服。さらにはインドの装束のスタッフとコスチュームだけでもなかなか凝っています。
感想
作った人はカレーが凄く好きなんでしょうねぇ・・・。気持ちは充分に伝わります。
カレーという日頃親しんでいる食べ物をテーマにして、波止場というロケーションで見事に演出している施設です。しかもこれで無料!!
残念だったのは、場内が暗いからでしょうか?お店の前のメニューがよく見えないことと、通路が少し狭いことです。後はどのくらい待つか表示があるのですが、表示板が小さいので目を凝らしてみないとチト辛い・・・。
しかし食べるだけではありません。ちゃんと持ち帰るための物販のお店もあるんですよ!!
食べるの我慢して回ってから食べるか、食べてからゆっくり見るか?いずれにしてもスパイスの臭いがムンムンという施設ではないので、安心です。
しかし、これだけ凝った作りでコスチュームで無料!!カレーもあまり高くないし・・・凄い収益構造だなぁ・・・不思議だ・・・と施設を後にした。
「お腹空いたなぁ」・・・「??」・・・「食べるの忘れた!!」と早速逆戻り。何ともお後がよろしいようで・・・。